コンピュータに嫉妬する日は来るか

asahi.com: 渡辺竜王が、コンピューター将棋選手権優勝ソフトに快勝 – 将棋
渡辺明ブログ 大和証券杯特別対局ボナンザ戦。その2(当日編)

この記事は読んで感慨深かったです。そもそも対局直後の棋士の生の声がまだ温かいうちに読める、というのはステキなことです。こうやって自分が同じ媒体で感想を述べていて、相手に読まれる可能性がある、というのは恐れ多くて緊張します。が、ちょっと感想を書いてみます。

好きな本の1つに、青野照市の「勝負の視点 研究と実戦の間」というのがあります。(絶版になってしまったようですが)

この本ではなくて米長邦雄の本だったかもしれませんが、プロ棋士がよってたかって相手してやればコンピュータ将棋もプロの四段ぐらいにはなるかもしれない、と書かれていました。それは今から10年前の話で、それから5年ぐらいの間は僕でもコンピュータに負けることはありませんでした。負け出したのが、PlayStationの森田将棋だったように記憶しています。

ボナンザ(フリーでダウンロードできる)と最近対局してみたら、あまりにあっさり負けたので自分が弱くなったのか、と思っていたら相手の方が本当に強くなっているようです。序盤はちょっと変な感じの駒組みをしてきますが、中終盤間違えない。。コンピュータ将棋と対局するのはずいぶん久しぶりだったので浦島太郎な気分。

先日たまたま、コンピュータ将棋の作者さんとしゃべる機会があって聞いてみたら、コンピュータも妙手を指すことがあって棋譜として楽しめる、と言っていました。

「勝負の視点」にはサリエリに関するくだりがあって、それは一言で言うと「天才に嫉妬できるのは天才に限りなく近い才能を持った人間だけだ」という話。

将棋に関して僕がコンピュータに嫉妬する日は来ないでしょうが、もし渡辺明竜王にその日が来ることがあるとすればそれは凄いことです。将棋には「間」があるところがチェスとは違うのでなおさら。エンジニアとしてはそういう日が来て欲しい、むしろその日自分もコンピュータに嫉妬していたい(笑)

ちなみにモーツァルトに嫉妬するサリエリの話は映画で観ました。オススメ。
Amazon.co.jp: アマデウス: DVD: ミロス・フォアマン,F・マーレイ・エイブラハム

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